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「高倉健」 最も印象に残っているものは? に参加中!

南極物語は制作段階で問題がありました。






「そんな犬がうろうろするだけの映画で人が呼べるのか!」


今までほとんど動物だけの映画なんてなかったのです。


先行き絶不調だった映画。



だからこそ大物俳優を主役添える必要があった。


このストーリに似合う、人が呼べる、第一級の俳優と言ったら、高倉健しかいなかった。


望みを託し高倉健に打診してみると


「ぼくは寒いところはもう十分なんですよ」


「八甲田山」に「動乱」、「駅」に「海峡」と立て続けに寒い場所の映画ばかり。




まず寒いのはちょっとしばらくはいいかな、という思いがあった。


それに南極は寒くて危険な場所


ただ、ある言葉によってロケに参加する決心をします。


その言葉とは

「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」


 高倉健の座右の銘です。


たとえどんな過酷な状況に身を置こうとも

自分の進むべき道

人生を精進し

必ず訪れる死を忍び

後悔のない最期をむかえる






高倉健『南極物語』は封切り後、大ヒットとなります。



「南極物語」について高倉健は後に「映画はボクのすべて」と語っています。



★高倉健座右の銘


★『幸福のハンカチ』が最高ですね。