NHKの連続テレビ小説『わろてんか』。


リリコ( 広瀬アリス )から漫才のダメ出し途中に突然倒れてしまった四郎( 松尾諭 )


リリコは、四郎のことが気になって仕方ないとてんに相談を持ちかけたところ、それは恋だと言われてハッとする。


そうかこれが恋なんだ。


リリコ ( 広瀬アリス )恋に落ちる。


人を好きになるとかかってしまう「恋の病」。


そもそも恋の病って病気なの? 


恋の病気になるとドーパミンというホルモンが多く分泌されると言われています。


このホルモンは快感を得ようとする気持ちや、やる気を高めたりするプラスの働きも持ちますが、過剰に分泌されると依存性が高まるといったマイナスの働きも起こします。


さらに、ドーパミンが分泌されることで、心の安定に役立つセロトニンというホルモンが減少してしまうため、不安感や憂うつ感といったネガティブな感覚にとらわれやすくもなります。


セロトニンが不足すると、「うつ」同じような症状が出ることも。


相手と付き合えるかどうか?


相手は自分のことをどう思っているのか?


次はいつ会えるのか?


相手に特定の恋人はいるのか?


こういった特定の相手に対する執着を高めたり、必要以上に悲観的な気持ちになってしまうのは、ドーパミンの過剰分泌による影響なんです。


恋の病の初期は、ため息が増える、相手のことを考える時間が増える、と言ったことが起きます。


重症化してくると、相手からの連絡を何度もチェックしてしまう、相手のことを考えて眠れなくなる、食欲が落ちる、相手のこと以外を考えられなくなる、相手に関わりのないことへの興味がわかなくなる、行動力が低下するなどが起きてくるでしょう。


行動の原動力が相手や相手に関わることだけになってしまうので、恋愛絡みでは積極的に見えますが、生活全体で見ると行動力がかなり低下しています。


ミスリリコはどうなんでしょうか?


四郎のことが気になってしょうがない。


リリコ( 広瀬アリス )が恋に落ちました。


女優、広瀬アリスの演技力


ミスリリコ演じる広瀬アリス、最初は、主人公・てん(葵わかな)の夫・藤吉(松坂桃李)を追いかける恋敵、女義太夫リリコとして登場。


てんを煩わらせ嫉妬させる悪女であり、いわば色物的脇役でした。


女同士の下世話な嫉妬大会という安っぽいストーリーのせいもあり、リリコを演じる広瀬アリスさんへの期待もさほど膨らみませんでした。


朝ドラも後半にさしかかり、脇役にすぎなかった広瀬アリスさんの存在感がグングン増してきました。


とにかく華があって目力があり気力があって、ついつい画面に吸い寄せられてしまうのです。


「わろてんか」のドラマを観てるのかリリコ( 広瀬アリス )が見たくて観てるのかわからなくなりました。


リリコは女義太夫をやめた後、映画女優に転身。


プライドが高く強気で素直になれない性格のリリコが、しかし次第に「漫才師」という仕事に惹かれて変わっていくという過程を、上手に表現しています。


漫才師のミスリリコ、性格がストレートで嘘がない姿が好きです。


ミスリリコが四郎と恋に落ちました。


広瀬アリス演じるリリコもいよいよ大きな見せ場にさしかかってきました。


今日も朝ドラの中でリリコ( 広瀬アリス )はどんな輝きを見せるのか楽しみですね。