「あさが来た」NHK連続ドラマであさは娘・千代の通学する高等小学校の担任先生から、学校に呼び出されます。







学校に呼び出されたあさは、担任の先生から娘・千代に関して、高等小学校を卒業後の進路について訪ねられます。



当然、あさは師範学校への進学を希望するとは思いますが、どうなることでしょう?



親にとっては子供の将来、出来る限りのことをしてやりたいと思うのが親心なんでしょうね。



★明治時代の教育



明治時代の学校は尋常小学校6年間が義務教育課程です。


小学校の学校数と児童数




尋常小学校でさえ義務教育と言いますが、現在のように100%の人が教育を受けていたわけではありません。


小学校の就学率




明治時代は小学校教育を受けることも、なかなか難しい時代だったようです。



尋常小学校卒業後の進路

★男子の場合

1.中学校→高等学校→大学
                                →専門学校
                                →高等師範学校
 
2.高等小学校→師範学校
                     →実業学校 ( 甲種 )

3.実業学校 ( 乙種 )
   実業補習学校


★女子の場合

1.高等女学校→女子高等師範学校

2.高等小学校→師範学校
                     →実業学校 ( 甲種 )

3.実業学校 ( 乙種 )
   実業補習学校


尋常小学校以降の進学コース分かりやすく書きましたが、それでも複雑ですね。



図での説明





尚、女子の場合には、ごく一部の学校を除いて、高等学校にも大学にも進学することは認められていませんでした。



以上のことを考えると、「あさが来た」のあさの娘千代はなんと幸せな家庭に生まれたのか、親に感謝しなければならないのではと私は思いますが…。



親の心、子知らず。千代はどんな反応をするんでしょうか楽しみですね。