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NHK連続ドラマ「あさが来た」を楽しみに観てます。


 



私は時々、新次郎はあさを愛してるのだろうか?とか、五代友厚はあさを愛してるのだろうか?とか、ついつい、勝手に想像してます。

うん、まてよ。

明治時代に好きとか愛とかって恋愛感情はそもそもあったのか?


調べてみました。



恋愛は明治時代に作られた造語でした。

外国語、たとえば英語でい「LOVE」という言葉と同じ語感を持つ言葉が、当時、日本にはなかったねです。

江戸時代や明治時代の人に「私はあなたを愛してます」なんて言ったら、なんのことかもわかりません。

驚きです。


その当時の言葉だと、男女、あるいは同性間の好意、"好き"という感情を表現するには「色」や「恋」。

また、主君と家臣や、親や兄弟が相手を大切に思う気持ちは、主に「情」。


しかし、「色」や「恋」という言葉は、「好色」や「色好み」という言葉でイメージされるように、ともすれば肉体的関係に傾いた、非道徳的なニュアンスを帯びてしまいます。

「情」という言葉には、「情をかける」という表現に見られるように、目上から目下へという上下関係が入ってきます。

ふむ、そうなんだ。


英語の「I love you」男女間の対等の愛情として「私はあなたを愛している」と今まで使われたことない「愛」と言う造語で表現したのです。


明治30年、新聞連載小説の『金色夜叉』で尾崎紅葉は、「夫婦の愛こそが人間の幸せの最大の源である」と主人公の貫一に言わせています。


日本で一般的に「愛」が語られるようになるには、その頃までまたなければなりません。


なるほど、新次郎があさを愛してるとか五代があさを愛してるなとかは現代の人が自分勝手に思ってるだけなのです。


まあ、ドラマですから好き勝手に誰が誰を愛してるとか想像して、大いに楽しみましょう。