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主人公の青年・丈夫は、幼い頃、隣に住む少女ジュリーと遊んでいた際、子供故の無邪気さから来る残酷な遊びで彼女に瀕死の重傷を負わせてしまう。


ジュリーが家出したと聞いた丈夫は、両親の言いつけを破り夜の街へとジュリーを探しに行くが、暗闇の中、両親から与えられていた銃でジュリーの母親を誤って撃ってしまい、その際ジュリーの母親がロボットであることを知ってしまう。






時は流れ、無事保護され美しく成長したジュリーと再会した丈夫は、互いに好意を持ち愛を育むようになっていった。だがある日、それまでの生活がすべて偽りだった事を知ってしまう。


ジュリーの母親同様丈夫の両親もロボットであり、親としての優しさは偽りで、丈夫に対する愛情など微塵もなく、ただ単に自分たちの娯楽である殺し合いの道具として育てていたのだった。






近未来、地球は環境汚染が進んだために人類の数が激減し、それに替わってロボットが支配する世界となっていた。


貯蔵所に保存してある精子とを卵子を人工授精させ、人工子宮で培養されて産まれた人間の子供をロボットの親が育て、ある年齢まで成長すると育てた子供同士で殺し合いをさせ、それを娯楽として楽しむ世界。


この世界では、人間は単にロボット達の家畜であり見世物であり、そして殺し合いの道具でしかなく、両親が子供の丈夫に銃を与えたのも、銃の扱いを覚えさせて将来の殺し合いに備えるためであった。







真実を知った丈夫はやがて闘技場に送られるが、殺し合いの見世物となる事を拒否。ジュリーの母親と闘技場のロボットたちを破壊し、ジュリーを連れて脱走する。


ジュリーと共にロボット博物館に向かい、そこに保存展示されていたアトムにエネルギーを与えて甦らせるとそれまでの事情を話し、それを聞いたアトムは2人を無人島へ連れて行く。







事情を知ったアトムは2人を助け追っ手と戦う事を決意する。


アトムは、丈夫に確認します。「あなたとジュリーさんは、ほんとうに愛し合っているんですね?」、ふたりはうなづきます。その答えを受け、アトムは、世界中のロボットを敵に回そうと、丈夫とジュリーを守ると断言します。







しかし、丈夫は人間でジュリーはロボットだったんです。


丈夫はジュリーがロボットだと知らなかった。人間のジュリーは、幼い丈夫が首吊りごっこをしたために死んでいたのです。激怒した丈夫はジュリーに引き金を引いていました。








一方、ロボットの大群に飛び込んでいったアトムは爆発に巻き込まれます。


上空から真実がアナウンスされます。丈夫は二度にわたってジュリーを殺したのです。丈夫は空に向かって銃撃しますが、丈夫に射線が集中します・・・・。2055年のことでした。







今から40年後の近未来。人間はロボットに支配されているのだろうか。人間の愛とはなんなんだろう?人間とロボットの愛は成立しないのか?なんだか変だよね。

そろそろ、ロボットが生活にも入ってくる時代になってきた。手塚治虫の描いたアトムの最後のような時代が来るのかもしれない。